星野・醍醐研究室

研究室のメンバーからのメッセージ
研究室生活についてのメッセージを、自分を表す一枚と共に。


写真は恥ずかしいので……
村山 智大
2015年修士課程卒

研究室を選ぶときに…
 将来公共性のある仕事に関わりたいと考えていたので、この研究室を選びました。
研究室の生活は…
 「自分にそんなに尊重する価値なんか無いのに…」と思ってしまうくらい自主性を尊重してくれます(笑)。 先生はお二方ともとても優しいながらも熱心に指導してくださいます。
研究を進める際に…
 未開拓の分野を突き進む研究が多いので、自分の理論、モデルを作りたいと思っている人はこの研究室に向いていると思います。

卒業旅行で行った南米の氷河
栗木 辰悟
2012年修士課程卒

 修士課程では、海藻による二酸化炭素の固定量を推計するため、 漁師さんの指導を仰ぎながら実際に海ぶどうを栽培するというユニークな研究をしていました。
 研究を通じて先生方から教わったことは、 「全体の中で影響の大きい問題点を見つけ、いかに効率よく解決するか考える」ことです。
 現在、メーカーの事務系部門で働いておりますが、 この全体を見る視点で問題を捉えることは大変重要で、日々の仕事に活かされています。
 研究室OBの先輩方は製造業に限らず、商社や金融など多方面で活躍されており、 実社会で必要とされる考え方を学べることの表れだと思います。
    

大学1年から続けているテニス
関根 伸雄
2014年修士課程卒 卒業後の進路: 株式会社日立製作所

 修士課程では、都市鉱山からの資源のリサイクルには何が足りないのか、 どのような方策が必要なのかということを“見える化”する研究を行っていました。 都市鉱山とは、社会中に蓄積されている工業製品を資源としてみなす、リサイクルの概念です。
 研究では、素材のリサイクルという社会現象から、本質となる要素を抜き出しモデル化する必要があります。 目の前の小さな現象ではなく社会全体での大きな現象を扱い、マテリアルの切り口から社会を変えていくというのは、 大きなことをやりたいと思っていた私にとって大変魅力的な研究でした。 また、全体の中で何が重要なのか、なぜこのモデルでなくてはならないのか、 といったことを常に考えて研究に取り組んだことはとても貴重で意義深い経験でした。

実験施設のある沖縄県瀬底島にて
中野 真克
2014年修士課程卒 卒業後の進路:日立造船株式会社

 修士課程では、製鋼副産物であるスラグの海洋利用による炭素固定評価の研究を行っていました。 複雑な海洋現象をモデル化して数値として定量的に評価しました。 研究手法の一環として、実際に藻類の水槽での培養や、海洋シミュレーションを用いた鉄拡散挙動の解析を行いました。
 研究室生活を通じて先生方から教わった事の一つに、ゼロベースで考える、というものがあります。 前例にとらわれず物事の原理原則を一から検討する、という考え方です。 普段から既存の考え方を鵜のみにせず、まず疑ってかかるようなクセを付けることで、 物事に対して根本的でより深い理解が得られ、人と議論を行う際などにも問題点をスムーズに把握できるようになりました。 修士の生活の中でこのような能力を養えたのは、研究室でよい経験をさせて頂いたおかげだと思っています。